スター・トレック:ピカード・ 【エピソード8・真実の断片】のネタバレあらすじ、ストレス解消シーンと面白さ

こんにちは。Katsuyaです。

このサイトに来ていただき、ありがとうございます。

今回本記事では、スタートレックシリーズの最新シリーズ・ピカードを、取り上げていきます。

さて、前回のエピソード7では、ソージは惑星ネペンテの元部下のライカー夫妻や少女ケストラの温かいもてなしで、徐々に心を開いていきます。

とりわけ、夫妻の娘のケストラは、ソージの心中を察し、彼女の凄さを伝える真摯な姿勢に励まされ、ソージは元気を取り戻していきます。

一方、リオス船長率いる宇宙船は、ジュラティ博士の決死の行動により、追っ手をかわし、無事惑星ペネンテでピカードとソージを乗せ、ソージの故郷の母星に向かうことになります。

なお、エピソード1では、スタートレックの長い歴史を初心者用にまとめています。

本エピソードから読む方は、エピソード1の冒頭も併せて読んで頂けると理解に役立ちますので、一読頂ければ幸いです。

果たして、アンドロイドであるソージとピカード率いるクルー達には、どの様な運命、冒険が待ち構えているのか、それでは、エピソード8の発進です。

最後までお付き合い頂ければ嬉しいです。

目次

1.作品のネタバレあらすじ
(展開1・起)
(展開2・承)
(展開3・転)
(展開4・結)
2.Katsuyaのストレス解消シーン
3.面白さの評価、まとめ
4.余談(エピソードに絡むスピンオフ)

登場人物
(本シリーズの中心となる人物)

① ジャン・リュック・ピカード
(主人公・元エンタープライズの艦長)

② ダージ・アーシャ/ソージ・アーシャ
(双子の姉妹・準主役で謎に満ちている)

③ ラファエラ(ラフィ)・ムジカー
(ピカードの元部下で現在は艦隊を辞め失意の生活を送る)

④ クリストバル・リオス
(元宇宙艦隊士官。現在は小型宇宙艦を所有するフリーのパイロット)

⑤ アグネス・ジュラティ
(沖縄デイストローム研究所に勤務するアンドロイドの専門家)

⑥ データ少佐
(かつてピカードを救った部下のアンドロイド。その際壊れてしまう)

⑦ ロミュラン人
(長年の宿敵。暴力的かつ狡猾なため、宇宙では嫌われる種族のひとつ)

⑧ ナレク
(ロミュランの秘密機関の一員、双子の生き残りのソージに接近する任務を負う)

⑨ ナリッサ
(変装し宇宙艦隊の士官でオウ准将の部下になっている。実はロミュラン人でナレクの姉)

⑩ オウ准将
(女性ながら艦隊の重要ポストに就いている。保安部長も兼ねるが実は艦隊の裏切者)

⑪ ブルース・マドックス博士
(アンドロイド研究の第一人者。行方不明でデータ少佐の双子の姉妹の制作者と目される。)

⑫ ボーグ
(宇宙生命体だが、人の形ではなく、取り付いた相手を同化させサイボーグにする)

⑬ シンス
(人口生命体、アンドロイドの別称)

⑭ ジャット・ヴァッシュ
(アンドロイド、シンスの絶滅を使命とするロミュランの秘密組織)

1.「真実の断片」のネタバレあらすじ

(展開1・起)

場面は14年前の、ある星系の星の嘆きの地、アイアから始まる。

そこには、遠い昔に種族が正体は不明だが、警告の輪と言われる物体を残されていた。

そして、その恐怖の警告を受け継ぎ、ジャット・バッシュが誕生したと語る。

警告の輪を囲む十数名の黒いフードを被った女性たちと、その話をしているのは、宇宙艦隊のオウ准将であった。

警告の輪を体験し、それを耐えることが必要と、オウ准将は、他の女性達に対して、儀式を始める。

しかし、その警告の輪に触れた途端、女性達に恐怖の情報が伝達され、その体験したほとんどの者が自殺か錯乱し、耐え抜いたのは、ナレクの姉のナリッサのみであった。

体験した悲惨な状況を止めるには、何をすれば良いかを問うナリッサに対し、オウ准将はまず、火星から始めると語るのであった。

場面は現在のボーグ再生キューブと変わり、ナリッサが儀式に参加して錯乱状態となったロミュラン神話の第一人者で、伯母でもあるラムダに話しかける。

ナリッサは、ナレクが見つけたソージの母星、アンドロイドの巣を見つけたため、艦隊を派遣したと語りかける。

そして、ボーグ再生キューブに隠れるエルノアの殺害を図ろうとしていた。

エルノアは一人で戦うが、殺されかける寸前に、セブン・オブ・ナインが間一髪、助けに来る。

責任者のブルーもおらず、戸惑うセブンにエルノアが抱き着く。

いくら勇敢なエルノアでも、未だ青年で心細かったのであろう、セブンは優しく大丈夫と抱きしめる。

(展開2・承)

一方、ピカードは宇宙艦隊と連絡を取るべく亜空間リンクをつなげ、一番近い基地へ進路を取るよう指示するが、リオス船長は朦朧とし、まともに答えられない。

船長は、基地までは行くが、着いたら、自分はこの旅を止めると突然言い出す。

ソージもすぐ母星に向かうと思っていた為、驚くが、ピカードは敵が強大なため、支援が必要と理由を話す。

その後、ピカードは亜空間通信で艦隊の最高司令官と言い争うが、最後は司令官が、艦隊を基地に送ることを約束をする。ピカードは、手を叩き喜ぶ。

一方、ラファエラは、ロミュラン人達が書いていた8つの輪が、8重連星で、それが火星攻撃と関連があるとわかり、謎が解明できたと大喜びする。

ホログラムと話すラファエラは、通常ではあり得ない8重連星を誰が作ったかを話し合っている内に、何かを警告するために作られたと思いつく。

ラファエラは、徐々に真相に近づいていく。

ピカードは、ソージと食事をとりながら会話していたが、ソージは、美味しさも全てプログラムで、自分の全てが嘘の様に感じていた。

自分に関係する過去などを含めて、何も無いと絶望感を伝えるが、ピカードは全てではなく真実もあると思いやりを持って話す。

それは、ソージを生み出した素になっているデータ少佐のことで、ピカードは、その人となりを丁寧に話していく。

ピカードはデータを愛したが、データが生き残っていたらピカードを愛したかは、わからないと話すが、ソージはデータも、きっとピカードを愛したと言い、安心して食事を再開する。

(展開3・転)

宇宙船の中では、ラファエラがリオス船長を探していたが、ホログラムのEMHによると、理由は不明だがソージから隠れているとのことであった。

ホログラムからは、リオス船長が深く悩んでおり、相談できるラファエラが必要と言われる。

リオス船長は、部屋で酒を飲み、ふらつきながら、大型のケースの中から、小型の箱を取り出し、その中から2名の人物が書かれたスケッチを取り出す。

ラファエラは、悩む船長を助けるべく、5体のホログラムを集め、リオス船長の断片である彼らの情報を集め、悩む原因を探ろうとするが、上手くいかない。

結局、リオス船長の部屋を訪ねるラファエラに、船長は事情を話す。

かつて、リオスが艦隊士官の時、2名の外交使節団の宇宙船と遭遇し、その2名を艦隊に転送したことがあった。

しかし、保安部の命令で、父親と慕っていた当時の艦長が、二人を殺害したのだ。

そのショックのため、リオスは連邦艦隊から除隊をしたのであった。

その殺害前に書いたスケッチをラファエラに見せるリオスだが、そこにはリオスとソージそっくりの女性が書かれていた。

ピカードは回復したジュラティ博士に、なぜ恋人でもあったマドックス博士を殺したのか、わからず問う。

ジュラティ博士は、オウ准将から見せられたものが、心に入り込み、今は毎日死にたいと考えていると話す。

(展開4・結)

彼女が見せられたものは、数十万年前の内容で、人工生命を作った何者かの思い上がった歴史で、それは人工生命を作ったが故に起きた悲惨な歴史だった。

そして、ジュラティ博士は、我々は、その幕開けの場におり、どんな小さな人工生命の芽でも潰さないと、地獄がやってくると話す。

その話を聞いていたソージは、幕開けとは、セブチェネブ、破壊者である自分といきなりピカードらに話す。

火星の人工生命の反乱は、ジャット・バッシュの一員であるオウ准将が裏で工作し、引き起こしたもので、全ては人工生命を抹殺する計画の一環であったのだ。

そして、ソージは、母星に危険が迫っていることを知り、一人で宇宙船を操縦し、母星に向かおうとしていた。

落ち着くよう話すリオス船長だが、家族が殺される時に落ち着けるかを、逆に問われ、返事に窮する。

この状況を見ていたピカードは、艦隊の援護を待たず、母星に直行することを決意する。

リオスは、人工生命の危険性をピカードに指摘するが、ピカードは過去と未来は違い、新たな可能性を信じる心が大切と説く。

そして、ついに宇宙船は人工生命の星に着き、ソージは感謝の意味も込め、ケストラから、もらった壊れたコンパスを取り出す。

しかし、その後方には追跡する別な宇宙船がいた。

2.Katsuyaのストレス解消シーン

今回の一番のストレス解消のシーンは、ちょっと意地悪だが、ナレクの姉ナリッサが元ボーグのほとんどを虐殺するも、最後に生き残った元ボーグに捕まり同化されてしまうシーン。

まあ、悪役の辿る運命の末路であるが、ナリッサはしぶといので、再生する可能性もあるかなと見ている。

窮地に陥ったエルノアを助けに来たセブンに、エルノアがほっとして抱き着く。
元ボーグである彼女が戸惑いつつ、エルノアを慰めるシーンも微笑ましい。

ピカードが、最高司令官と艦隊の派遣を要請するために話すが、最後に宇宙艦隊の精神をないがしろにするなら、君はゴミだと言い切るシーン。

最高司令官に、ここまで言い切れるのは、ピカードしかいない。さすがピカード。

ピカードの人工生命でさえ、大切だとする揺るぎない姿勢、信念に感動。

そして、アンドロイドのいる母星が、ロミュラン達の心配する地獄をもたらす破壊者である危険性を、リオス船長さえも懸念する。

それに対して、その地獄が起きた過去では正しかったかもしれないが、未来は我々の手で描くものだと、ピカードが力説するシーン。
運命は自ら切りひらくとの信念も、持ち合わせるピカードは本当に凄い人だ。

3.Katsuyaの面白さの評価、まとめ

本エピソードの面白さをストーリー展開(飽きさせないか)、オリジナリティ・意外性、各キャラクターの活躍(イキイキ度)等を独断と偏見で評価すると、10点満点で8点である

(ストーリー展開)
ジャット・バッシュの誕生の理由が明らかになり、クルー達が混乱しながらも、ソージの母星に向かっていく中で、謎が徐々に解明されていく展開は飽きさせず、なかなか良い。

ただ、リオス船長の悩む時間が長いのがマイナス。よって8点

(オリジナリティ・意外性)
オリジナリティ、意外性については、今回はあまり無かった。

ちょっと驚いた点は、リオス船長がソージそっくりの女性に会っていた点くらい。よって、7点

(各キャラクターの活躍、イキイキ度)
本エピソードでは、やはり、ピカードの信念ある言動が随所に出ており、イキイキしている。
ラファエラも船長のホログラム5体を集め、船長の悩みを探ろうとする。
そのユニークな発想、行動力は、今回も抜きんでており、イキイキとしている。よって、9点

(まとめ)
今回の話は、ジャット・バッシュの誕生、活動の背景が明確になるとともに、リオス船長が、かつて艦隊士官であった時に出会った女性とソージがそっくりであり、当時の艦長が連邦の命令で、その女性達を殺害した過去が明かされるなど、シリーズ全体の謎が解き明かされ始めるエピソード。
謎の母星の正体は、さらに何があるのか、次に期待を持たせる作品に仕上がっている。

4.余談
(エピソードにまつわるスピンオフ)

「警告の輪の恐怖・人工生命」

本エピソードで重要な位置づけとなる警告の輪。

その警告の輪に触れた人が体験する、発狂するほどの恐怖とはどんなものなのだろうか?

その警告に従って、人工生命を抹殺しようとしているわけだから、それはある意味正しいとも言える。

問題は、なぜ、それを全宇宙に公開せず、秘密集団ジャット・バッシュだけで、行っているのかが不思議でならない。

さて、我々の将来、ロボットが進化し、人工生命までに成長したら、どうなるのであろうか?

仕事と言われるものは、人工生命が全て行うことになり、人間は仕事から完全に開放されて幸せになるのだろうか?

そうなったら、毎日何をするのだろうか?

人間が生きる意味は何になるのだろうか?

生きる目的を見つけたピカードの様に、人間には自分の存在意義、価値が大切だ。

その意義が失われた時こそが、本当の恐怖と言えるかもしれない。

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