スター・トレック:ピカード 【エピソード7・ネペンテ】のネタバレあらすじ、ストレス解消シーンと面白さ

こんにちは。Katsuyaです。

このサイトに来ていただき、ありがとうございます。

今回本記事では、スタートレックシリーズの最新シリーズ・ピカードを引き続き、取り上げていきます。

さて、前回のエピソード6では、ボーグ再生キューブに無事到着したピカードが、責任者ブルーと協力し、ロミュラン人から追われるソージを救出することに成功します。

なお、エピソード1では、スタートレックの長い歴史を初心者用にまとめています。

本エピソードから読む方は、エピソード1の冒頭も併せて読んで頂けると理解に役立ちますので、一読頂ければ幸いです。

ロミュランの秘密機関の一員であるナレクにより、自分がアンドロイドであることを知らされ、そして殺害されそうになります。

そうした中、ついに起動し、超人的な力に目覚めることになったソージとピカードに今後どのような運命が待ち構えているのか、それでは、エピソード7の発進です。

最後までお付き合い頂ければ嬉しいです。

目次

1.作品のネタバレあらすじ
(展開1・起)
(展開2・承)
(展開3・転)
(展開4・結)
2.Katsuyaのストレス解消シーン
3.面白さの評価、まとめ
4.余談(エピソードに絡むスピンオフ)

登場人物
(本シリーズの中心となる人物)

① ジャン・リュック・ピカード
(主人公・元エンタープライズの艦長)

② ダージ・アーシャ/ソージ・アーシャ
(双子の姉妹・準主役で謎に満ちている)

③ ラファエラ(ラフィ)・ムジカー
(ピカードの元部下で現在は艦隊を辞め失意の生活を送る)

④ クリストバル・リオス
(元宇宙艦隊士官。現在は小型宇宙艦を所有するフリーのパイロット)

⑤ アグネス・ジュラティ
(沖縄デイストローム研究所に勤務するアンドロイドの専門家)

⑥ データ少佐
(かつてピカードを救った部下のアンドロイド。その際壊れてしまう)

⑦ ロミュラン人
(長年の宿敵。暴力的かつ狡猾なため、宇宙では嫌われる種族のひとつ)

⑧ ナレク
(ロミュランの秘密機関の一員、双子の生き残りのソージに接近する任務を負う)

⑨ ナリッサ
(変装し宇宙艦隊の士官でオウ准将の部下になっている。実はロミュラン人でナレクの姉)

⑩ オウ准将
(女性ながら艦隊の重要ポストに就いている。保安部長も兼ねるが実は艦隊の裏切者)

⑪ ブルース・マドックス博士
(アンドロイド研究の第一人者。行方不明でデータ少佐の双子の姉妹の制作者と目される。)

⑫ ボーグ
(宇宙生命体だが、人の形ではなく、取り付いた相手を同化させサイボーグにする)

⑬ シンス
(人口生命体、アンドロイドの別称)

⑭ ジャット・ヴァッシュ
(アンドロイド、シンスの絶滅を使命とするロミュランの秘密組織)

1.「ネペンテ」のネタバレあらすじ

(展開1・起)

ソージ救出に成功した3週間前の沖縄デイストローム研究所から物語は始まる。

ジュラティ博士が一人で、ランチを食べていると、そこへオウ准将が現れ、ピカード元提督が宇宙へ行く際は、同行するよう協力を要請する。

オウ准将は、戸惑うジュラティ博士に、火星でのアンドロイドの反乱の思考を直接伝え、その怖ろしさを実感させる。

オウ准将は、ジュラティ博士に、追跡用元素をかみ砕かせ、ピカードが宇宙に行く際に同行し、スパイ活動を強要されることとなる。

場面はピカードが脱出した後のリオスの宇宙船に変わる。

リオスの宇宙船は、ボーグ再生キューブのトラクタービームのため、脱出ができず、混乱に陥っていた。

その中、ソージを逃がしてしまったタルーシアの一員のナレクは、小型宇宙船に乗り込み、追跡に備えていた。

ようやく、トラクタービームから開放され、目的地に向かおうとするリオスは、再生施設内のエルノアに艦に戻るよう伝える。

しかし、エルノアは再生施設に残り、ボーグから再生された人々を虐殺から守るため、残るとの決意を伝える。

その決意の固さを聞いたリオス船長は、こっちの皆はあきれているとエルノアに伝える。

ジュラティ博士は、だけど勇敢と言うと、船長も同感だと話す。

そして、エルノアにさらばだと、リオス船長が言い残して出発する宇宙船。

(展開2・承)

場面は、空間移動プロジェクターにより、ピカードが移動先に選んだ惑星ネペンテに変わる。

惑星ネペンテは、地球とよく似た緑豊かな星で、そこへピカードとソージが転送されてくる。

そこで、いきなり住民から矢で狙われる二人であったが、それはピカードの知っている少女でケストラという名前だった。

ピカードから、パパとママはどこにいるか聞かれ案内する少女ケストラだが、ピカードからソージの父親はデータ少佐との話し聞くと、ソージはアンドロイドなのと驚く。

そんなケストラの反応に過敏に反応し、ソージはこれまで信じてきた過去や自分が人間であることが全て嘘だったと感情的に話す。

そんなソージに向かって、ピカードは姉妹のダージがいたことは本当で、残念ながら死んでしまったことを伝える。

アンドロイドのはずのソージであるが、その話を聞き、涙を流し悲嘆にくれる。

さらに、ソージは人工生命である自分のことを偽物と呼び、自暴自棄になり、自制心を失う。

ピカードは、元部下のライカー、ディアナ夫妻の二人を頼ってきたネペンテに来たのであった。

夫妻は、再会を喜び合うが、ピカード達が、かなり危険な状況であることをすぐに察し、家の周りの防御態勢を最大限に高め、守りを固める。

(展開3・転)

少女のケストラは、ソージに相変わらず遠慮なく、粘液はあるかと、聞いてくる。苦笑しながらも、あるよと答えるソージ。

ケストラ、データ(少佐)には粘液は無かった、ちょっと変かもしれないけど、粘液のあるアンドロイドはデータ(少佐)の望みなんじゃないかなと気安く話す。

それに対し、ソージは自分が作られたのは3年前で、データは父親ではないと思うと話し、逆にデータはなぜアンドロイドにそんなものを望むか訊く。

それに対して、ケストラは、データは何でも出来て凄かったけど、本当の望みは人間になること、夢を見たり、冗談を言ったり、ダンスをすることだったと話す。

その話をする内に悲しくなったソージは、ベッドで涙ぐむが、その様子を見た少女のケストラは、貴女は凄いんだから泣かないでと慰める。

そんな優しいケストラに、ソージは冗談ぽく粘液があるから?と返す。

それに対して、ケストラは、それもあるけど未だ3歳というのも凄いから、自分の部下にしてあげると話す。

罪のないケストラにほほ笑むソージ。

場面はボーグ再生キューブに変わり、ロミュラン人の管理からボーグ再生キューブを切り離すためにブルーはクィーンの部屋にエルノアと一緒に向かっていた。

その前にロミュランの秘密機関タルーシアの一員のナリッサが現れ、その阻止を図ろうとする。

その戦闘により、再生プロジェクトの責任者ブルーは、ナリッサに殺されてしまう。

だが、最後にエルノアにクィーンの部屋を起動して、ロミュラン人の虐殺から、元ボーグを守ってくれと託し、息絶える。

(展開4・結)

惑星ネペンテでは、ソージも落ち着きを少し取り戻し、狩りで得た兎の肉付きのピザが夕食に振舞われていた。

ノリス船長と連絡が取れないピカードだが、元部下のライカーが宇宙船があったとして、どこに行くかを訊いてくる。

それに対して、ソージがロミュランの儀式で隠された情報、故郷の様子を騙されて喋ってしまったことを打ち明ける。

ピカードに情報について尋ねられるが、ソージは未だピカードを信じられないため、その情報を話すか躊躇する。

ピカードは助けられなかったタージのことを悔やみ、せめてソージだけは故郷に無事に返したいとの思いを伝える。

なぜピカードが自分のことをそこまで大事にしてくれるのか、改めて尋ねるソージに対し、ピカードは、ソージが大切な友人のデータの名残りから作り出されているからと話す。

ただ、理由はそれだけではなく、退役した自分は足踏みをして、立ち止まっていたが、今は使命があり、それは誰も止められないと熱い思いを語る。

その熱意を汲み取ったソージは、ロミュランの儀式ジャルマックをした時に、天窓に見えた2つの赤い月と絶え間ない稲妻の光景を見たことを打ち明ける。

そして、ソージは、その故郷の母星に行きたいとピカードに伝える。

ピカードは、その前に母星がどこか調べる必要があると話すが、その間に少女ケストラが、クリオン星系のバイトセクターにあり、星に名前はなく、番号だけと詳細を突き止めていた。

ケストラは、知り合いのクランドール船長に、通信で相談し教えてもらったのだ。

一方、何度も追跡をかわそうとするが失敗することに、船長のノリスは苛立っており、追跡装置を付けられていると推測する。

ただ、ノリス船長は、ラファエラがロミュラン人に追跡装置をフリークラウドで付けられたと誤解していた。

ジュラティ博士にその疑念を伝えるが、彼女は、涙ながらにそれは違うと話す。

なぜなら、追跡元素をオウ准将から、飲まされたのは自分だからだが、正直に言えず、苦しんでいた。

そして、ジュラティ博士は、神経毒を自分に注射し、命がけで追跡元素を遮断することを決意し、実行する。

ジュラティ博士が、泡を吹き倒れ昏睡状態になると、追跡元素を頼りに追跡を行っていたタルーシアのナレクの宇宙船では、発信信号が突然途絶える。

慌てるナレクだが、船長のノリスも、EMHからジュラティ博士が昏睡状態と聞かされ、急ぎ彼女の元へ駆けつける。

ただ、これで追っ手のナレクの追跡をされる心配はなくなった。

惑星ネペンテでは、少女のケストラがソージとの別れを惜しんでいた。

ケストラは自分に悪いことが起きた時、両親が支えてくれたことを引き合いに、ソージにはピカードがいるから頼ってみたらと話す。

そうすれば、ピカードもソージを頼るようになり、お互いが大切な存在になると自分の考えを伝える。

感謝して、考えてみると話すソージ。

別れの朝、ケストラは思い出の品として、大切にしていたコンパスを渡す。

そして、壊れていないと思えば使えると伝え、抱き合うソージとケストラは別れを惜しむ。

ソージにとって、惑星ネペンテでの出会いは、彼女の生き方の方向を考えるコンパスを手に入れたと言えるのかもしれない。

2.Katsuyaのストレス解消シーン

今回の一番のストレス解消シーンは自らに神経毒を注射し、追跡元素の信号発信を命がけで止める行動で、本当に感動した。

ジュラティ博士は、自分にとって、気が小さいところを含め、感覚的に一番近い存在。もし、自分だったら、たぶん出来ない。

きっと、エピソード冒頭のエルノアの勇気を称えるシーンにみられるように、クルー達の勇気を見習ったからであろう。

また、少女ケストラとソージの会話のシーンも良い。

最初はソージがアンドロイドで驚くが、接する内に、データ少佐と接した過去から、データが出来なかったことができるソージは凄いと、曇りの無い目で称えるケストラも凄い。

我々は、相手を出身大学などで値踏みをしてしまっている。それが相手と自然な壁を作る愚かな行為と分かっているにも関わらずに。

3.Katsuyaの面白さの評価、まとめ

本エピソードの面白さをストーリー展開(飽きさせないか)、オリジナリティ・意外性、各キャラクターの活躍(イキイキ度)等を独断と偏見で評価すると、10点満点で8.7点である

(ストーリー展開)
今回の話は、ソージの救出を終え、ソージがピカードにいかに心を開いていくか、リオス船長の宇宙船の追跡をかわすためのジュラティ博士の苦悩と決死の行動までの展開は良いストーリーになっており、9点

(オリジナリティ・意外性)
オリジナリティ、意外性については、今回もそれなりに会って、良かった。

見どころは、ジュラティ博士の苦悩と追跡をかわすために決死の行動で、神経毒を自ら注射する行動に出るとは驚いた。よって8点

(各キャラクターの活躍、イキイキ度)
本エピソードでは、ジュラティ博士の苦悩と行動がしっかり描写されており、まさに決死の活躍をする。

惑星ネペンテでは、少女ケストラが良い持ち味を発揮し、ソージの心を開かせていく活躍が期待以上に良かった。よって、9点

(まとめ)
今回のエピソードは、ソージ救出に成功したピカードが、元部下のライカー夫妻のいるネペンテに避難する中、傷ついたソージの心を少女ケストラが開かせ、ソージの故郷の母星に旅立つまでを描いている。

その間に、体内の追跡信号の発信を止めるために自ら神経毒を注射するエピソードを交え、スリリングな内容もあり、見ごたえ十分な作品に仕上がっている。

4.余談
(エピソードにまつわるスピンオフ)

「コンパス(方位磁針)」

本エピソードでは、少女ケストラが壊れたコンパスを持っているが、新たな旅立ちをするソージに壊れていないと思えば使えるからと渡すシーンがある。

コンパスは、簡単に言えば軽くした磁石を水や針の上に乗せたものである。

これが方向を示す理由は、地球自体が大きな磁石で、北(北極)がN極、南(南極)がS極であるためである。

このコンパスは、航海には欠かせない道具のひとつである。

今回、ケストラが渡したコンパスは、無論宇宙では役に立たない。

ただ、ケストラがソージにコンパスを渡した理由は人生のコンパスを見つけて欲しいとのメッセージと思える。

多くの人は、人生の岐路で迷うが、失敗しないコンパスがあれば便利だろうか?

名プレーヤーは名監督ならずと野球などのスポーツの世界では言われていたが、一面当たっているように思う。

要は、名プレーヤーは失敗した経験がなく、失敗をいかに乗り越え、成功させるかを知らないのだ。

そう考えると失敗を悪いと恐れることは、人生にマイナスと言えるのではないだろうか。

失敗をしないコンパスより、失敗を恐れず挑戦することが、先の見えない今だからこそ、必要と思える。

とてもジュラティ博士の命がけのチャレンジはできないが、失敗しつつも自分なりのコンパス小さな挑戦を自分なりに積み重ねてみたい。

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