ドクター・フー・シーズン7・【エピソード1・ダーレク収容所】 のネタバレあらすじ、ストレス解消シーンと面白さ

こんにちは。Katsuyaです。

このサイトに来ていただき、ありがとうございます。

今回本記事では、ドクター・フーの比較的新しいシリーズを取り上げていきます。

ドクター・フーのシリーズを取り上げますが、これも過去膨大なシリーズがあります。

話は、ある程度繋がっているので、順番に見ていくことが望ましいですが、単独でみても楽しめるので、ランダムで数エピソードご紹介をしたいと思います。

ドクター・フーは世界的には有名で、大人気ですが、日本では、全く知られていないイギリスのBBC放送制作のSF番組です。

その良さを感じ、楽しんで読んで頂けるよう、書いてみましたので、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

目次

1.『ドクター・フー』とは?
2.作品のネタバレあらすじ
(展開1・起)
(展開2・承)
(展開3・転)
(展開4・結)
3.Katsuyaのストレス解消シーン
4.面白さの評価、まとめ
5.余談(エピソードに絡むスピンオフ)

1.ドクター・フーとは?

ドクター・フーとは、なんとイギリスの由緒正しきBBC放送が、制作した世界的にも類をみないSFの長寿番組です。

BBC制作なので、お堅いイメージがあるのではないかと思われますが、全くお堅いところはなく、とかげ女は出てくるは、ふざけ放題の設定です。

よくこんな番組をBBCが作るなと言うのが、正直な印象ですが、見ていると、エピソードによっては奇想天外で、肩が凝らずリラックスして見れる点は良い作品です。

内容は、超簡単に説明するとタイムロードという異星人が主人公。

名前は無く、ドクターだけ。だから、皆が、ドクター、フー(誰・WHO)?と名前を聞くことからシリーズの名前になっています。

宇宙人といっても姿は人間で、何年かすると姿は別人に生まれ変わるため、今回紹介するシリーズのドクターは11代目です。

そのドクターはターディスという宇宙船に乗っており、宇宙にも行け、さらには、
タイムトラベルも可能で、いつの時代でも、宇宙のどこでも行くことができます。

外見は、イギリスにあったポリスボックスで、日本でイメージすると公衆電話ボックスの形に近い感じで、超安易な宇宙船です。(こんなところもシリアスからは、ほど遠い!でもイギリスユーモア満載!)

そして、コンパニオンと呼ばれる、地球の女性と一緒に冒険するといった内容です。

宇宙空間でも宇宙服を着ずに活躍します。(あり得ないだろ!となります)

ただ、イギリスを含めて世界中ではドクターやコンパニオンが交代する場合は、大騒ぎになり、このドクター役やコンパニオン役を志望する俳優の方も多いそうです。

ドクター・フーは一旦中断し、2005年から再開しており、そこからシーズンを数え直しており、今回はシーズン7の数エピソードをご紹介していきます。

まあ、このドクターフーシリーズは、突っ込みどころ満載で、それを受け入れることができれば、本当に楽しめます。

騙されたと思って、是非一度見て下さい。

登場人物(本シリーズの中心となる人物)

① ドクター
(主人公・異星人タイムロード種族のたった一人の生き残り)

② エイミー・ポンド
(コンパニオンの一人・シリーズ5,6のコンパニオン。本シリーズ7で途中交代)

③ ローリー・ウィリアムズ
(コンパニオンのエイミー・ポンドの夫。コンパニオン交代のため本シリーズ7で途中降板)

④ クララ・オズワルド
(本シリーズ7の途中からのコンパニオン・ただ、本人も気づかない謎を持つ)

⑤ ダーレク
(1つ目のタコの様な、ぶよぶよした異星人。ロボットの中で戦い、ドクターを天敵とする)

⑥ グレートインテリジェンス
(大知性体・実体はないが、人間を操り悪事を行う。ドクターの抹殺が願い)

⑦ ターディス
(宇宙船であり、タイムマシンでもある便利な乗り物・ナビは少し壊れている)

⑧ ソニック・ドライバー
(銀色のペン型の便利な武器。ただ、殺傷能力はない。開錠やスキャンくらいの限定機能)

2.「ダーレク収容所」のネタバレあらすじ

(展開1・起)

異星人ダーレクの故郷の星の廃墟の建物に女性がいるところから始まる。

そこへドクターが現れ、女性はダーレクにさらわれた娘を取り戻して欲しいと依頼するが、怪しむドクターは、娘はさらわれて、なぜ貴女は無事なのか問う。

その時、女性の額から突起物が出て、光線銃で倒され、捕まるドクター。

一方、コンパニオンのエイミーは、モデルとして活躍していたが、夫のローリーと離婚寸前になっていた。

ところが、二人とも人間型のダーレクの光線でドクター同様倒され、捕まる。

捕まった3人が気づくと、そこはダーレクの宇宙船で、かつ国会議事堂で、何千体といるダーレクに圧倒されるドクター達。

あっさり降参して早く殺すように言うドクターだが、ダーレクから出てきた言葉は
我々を救えと信じられない言葉だった。

ダーレクとドクターのタイムロード族は何千年と戦ってきた歴史があるにもかかわらず、何千体ものダーレクが自分達を救えと叫ぶ姿に、ドクター達は、あっけにとられる。

場面は変わり、女性が板を出入口に打ち付け、敵からの来襲に備え、防御を固めており、363日目だと言う。

しかし、極端な悲壮感は無く、またスフレを焼いたが、黒焦げで失敗しており、投げ捨てる。

ハンモックでリラックスするが、そこへ、この扉は必ず破るぞとのダーレクらしき声と壊そうと叩く音がし、その騒音を掻き消そうとする女性は、カルメンの音楽を大音響で聞く。

場面は宇宙船に変わり、ダーレクが目的地に着いたと言うが、そこは、壊れたり、錯乱したダーレクを収容する施設であった。

なんと星全体が中心部まで収容所で、数百万体の壊れたダーレクが収容されている。

そして、ドクターは中心部から発信されている信号を聞かせられるが、それは何と
音楽のカルメンであった。

この音楽に戸惑うダーレク達を無視し、ドクターはその音楽の発信元を探知し、女性に話しかける。

突然の人間からの返信に女性は驚くが、名前はオズイン・オズワルドで、宇宙船アラスカ号で娯楽部長だったが、ダーレク収容所の星に墜落をした経緯を説明する。

女性が約1年間、たった一人でダーレクと闘っていたとの説明を聞き、その間に何をしていたかを聞くドクターに対して、女性はのんきにスフレを焼いていたと答える。

ドクターは、気になるようで卵はどうしたと聞くが、そこでダーレクが、その会話に意味はないと遮る。

ダーレク達は、収容所を爆破して、一掃したいが、フォースフィールドで守られており、その解除は収容所の中からしか行えない。

本当は、ダーレク数体ならフォースフィールドをすり抜け、解除できるが怖くて誰もやろうとしないため、それを天敵であるドクターにやらせようとしているのであった。

そして、ドクターとエイミー、ローリーの3人とも収容所の星に送られてしまう。

(展開2・承)

送りこまれた星は、雪が降り積もっており、そこではアラスカ号の黒人の乗組員が作業をしていた。

送りこまれた3人に気づき駆け寄る乗組員は、エイミーに駆け寄るが、エイミーはドクターを探す。

エイミーと合流したドクターは、一緒に送り込まれたローリーを探すが、ローリーは地表でなく、地下に不時着してしまっていた。

ローリーが目を覚ますと、周りは何十体ものダーレクがいたが、全く動かない中、恐る恐る回りの様子を見まわる。

地表では、生き残りの隊員がなぜか二日前に墜落したと話し、エイミーとドクターは、スフレガールが1年前と言っていた違いを不思議がる。

構わず墜落した船の内部に案内する乗組員だが、船内は、なぜか乗組員が静かに座ったままで、ドクターが紹介してくれと言うが、皆反応しない。

ドクターが全員を見て回るが、なんと皆、白骨化していたが、生き残りの乗組員は、さっきまで話し、エンジンを修理していたと信じられない様子で話す。

そんなはずないと言う乗組員だが、その言葉の後に、そう言えば忘れていたよ、僕は外で死んだ、死体は腐らなかった、死んだことを忘れていたよと言う乗組員。

そして、額から突起物が出てきて、ドクター達を襲う乗組員は、微生物のナノクラウドでダーレクになってしまっていた。

ドクター達は、送り込まれる前に小型のフォースフィールド装置をダーレクに装着させられたため、安全が保たれていた。

乗組員をエアロックに閉じ込め、一難去るが、白骨化したダーレクも襲ってくるため、命からがら操縦室に逃げ込む。

操縦室にスフレガールから連絡があり、床のハッチから逃げられることを教えられ、逃げるドクター達。

しかし、エイミーのナノクラウドの保護装置が逃げる時、白骨化したダーレクに奪われていた。

エイミーは脱出し、はしごで地下まで降りるが、この後どうなるかが、心配でたまらない。

ドクターは、外見が変わるのは後で、その前に思考回路に影響が出てくると話し、もう出ていると話す。

なぜわかるのと言うエイミーに、ドクターは、この話しはもう4回目だと話し、怖がるエイミーだが、ドクターは怖がる内は大丈夫だと慰める。

ダーレクが襲ってくるが、ダーレク自身の武器が壊れていて攻撃できないため、自爆して、ドクターを抹殺しようとする。

ドクターは、そのダーレクをスクリュードライバーで、仲間のダーレクの元へ後退させた後、爆発させ、その場にいたダーレクを全滅させることに成功する。

(展開3・転)

皆で脱出作戦を相談した結果、オズインがダーレクのシステムをハッキングし、フォースフィールドを解除し、攻撃される寸前に、ダーレクの宇宙船にテレポートするかなり無謀な作戦を決行することになった。

ドクターは、ダーレクにならないために、愛情をしっかり持っていろと、エイミーに伝え、スフレガールのオズイン・オズワルドの救出に向かう。

ダーレク化が徐々に進行するエイミーとローリーの二人は、離婚しようとしていた理由を話しあっているうちに、お互いに誤解しており、未だ愛情は十分にあることがわかる。

その時、ローリーは保護装置をエイミーに付けようとするが、ドクターが知らない間に自分の保護装置をエイミーに付けていたことに気づき、感謝する二人。

二人を極限状況に置いて、お互いどう思っているか本音を出させるドクターの作戦は見事成功する。

ドクターは、オズインがいる部屋の前まで辿り着くが、ダーレクが待ち構えていた。

ダーレクに殺されそうになる寸前、ダーレクが通信に使っているパスウェーブをハッキングして、ドクターのことを忘れさせることに成功し、ドクターは危機一髪助かる。

(展開4・結)

ドクターは、部屋に入るが、オズインに問題があると深刻に話す。

陽気にしているオズインは、何も問題はないから、早く連れ出してと訴える。

それに対して、ドクターはオズインに本物に見えるかと訊く。

オズインは、本物とは何のことと聞き返す。

君がいる場所だと話すドクター。

本物よと答えるオズインに、ドクターは、それは夢だ、現実が辛すぎるが故に見ている夢だと伝える。

呆然とするオズインを見るドクターの目に映ったオズインの姿は、なんとダーレクだった。

ここはどこと錯乱するオズインに、ドクターは、君は改造されてダーレクになったと伝えるが、必死にオズインは、私はダーレクじゃないと叫ぶ。

オズインは、まさかと疑いを濃くするが、ダーレクじゃない、人間と思い込もうとし、自暴自棄になり、ドクターを抹殺しようとするが、寸前で思い留まる。

涙が止まらないオズインだが、落ち着きを取り戻すと、逃げてと一言伝える。

信じられない様子のドクターに、フォースフィールドを解除したから、上空からの攻撃の前に逃げてと話す。

ドクターは、君は?と言いかけると、オズイン・オズワルドはダーレクと勇敢に戦った人間であると伝える。

そして逃げるドクターに「逃げてお利口さん、そして憶えていて」の一言を残してほほ笑む。

爆発した収容所から、ドクターら3人は無事ダーレクの宇宙船にテレポートするが、そこは、ドクターの宇宙船のターディスの中であった。

そこから、得意げにダーレクに天敵の自分が無事逃げかえったことを自慢するが、ダーレクは誰も、ドクターのことがわからない。

なんと、オズインは、ダーレク全員の記憶から、ドクターが天敵であるという記憶を無くしてしまったのだ。

ダーレクは全員、お前は何者だと叫ぶが、ドクターはその答えは永遠にわからない、オズイン、君は天才だと言ってターディスで地球に戻る。

エイミーとローリーの離婚も回避出来て一安心のドクター。

3.Katsuyaのストレス解消シーン

一番のストレス解消シーンはなんといっても、スフレガールであるオズインがダーレクでなってしまったいたにもかかわらず、最後にオズイン・オズワルドはダーレクと勇敢に闘った人間であると言って、ドクターを逃がすシーン。

人間性、人としてのプライドを貫いた姿勢に感動。

少し変わったストレス解消シーンは、ダーレクが天敵のドクターに我々を救えと訴えるシーン。

こんな展開あり?とドクター・フーらしい、ばからしさが笑える。

4.Katsuyaの面白さの評価、まとめ

本エピソードの面白さをストーリー展開(飽きさせないか)、オリジナリティ・意外性、各キャラクターの活躍(イキイキ度)等を独断と偏見で評価すると、
10点満点で9、7点である

(ストーリー展開)
ダーレクが、天敵のドクターに助けを求めるところから、ダーレクの収容所に送りこまれ、ダーレクと闘いながら、オズイン救助に向かい、その彼女が、実はダーレクとの展開まで比較的飽きせない展開。

ただ、エイミーとローリーの復縁話は余分だった感じがするため、9点

(オリジナリティ・意外性)
ダーレクが天敵のドクターに助けを求める点や、オズインが実はダーレクで現実逃避している展開は、意外性は十分で10点

(各キャラクターの活躍、イキイキ度)
特にスフレガールのオズインが、自分はダーレクじゃないと必死で否定する姿を含めて、その気持ちが十分表現されていた。トータルで10点

(まとめ)
本シリーズの中で、実はこのオズインは1回限りの出演ではない。今後ドクターとの各エピソードに深く関わってくる重要な人物。

最後に言う「逃げてお利口さん、そして憶えていて」は、本シリーズ全体に関わってくるフレーズ。

そうした意味で、本作品は、シリーズ上、重要な意味を持つことになるが、良い出来に仕上がっている。

5.余談
(エピソードにまつわるスピンオフ)

「コンパニオン、エイミー・ポンド」

私自身は、11代目のドクターが初めて登場するシーズン5から見始めたが、コンパニオンのエイミー・ポンドも、そのエピソード1から登場する。

最初のエイミーの登場は子役で、たぶん10歳くらいであろう。

家の壁のひび割れから声がするので、誰か助けになる人を寄越して下さい。と祈っていると現れたのが11代目のドクターという展開。

ドクターは5分で戻ると言い、それを信じた少女のエイミーが身支度を整え、トランクも用意して、ドクターが戻るのを待ち続ける姿は、本当に愛らしかった。

しかし、ドクターがもどったのは5分後ではなく、十数年経ってから戻ったため、大人となったエイミーと再会することになる。

そして、エイミーはコンパニオンとしてドクターと一緒に冒険の旅に出ていくことになるが、その姿は冒険心いっぱいの少女の時のままなのだ。

冒険を選ぶエイミーを愛らしいと思いつつ、自分ならどうするだろうと感じる。

コンパニオンになる女性は、日常を選ばず、冒険を選び、危険な目に会いながらも、次の冒険に出ていくのだ。

このコンパニオンを通して、世界中の視聴者は自分では、できない冒険に、出ていけるところに人気があるのだろう。

ここまで危険な冒険はできないが、コロナが収まったら、やはり自分の知らない世界、海外や日本でも行ったことがない所へ行ってみたい。

せめて小さな冒険心だけは、コンパニオンのように持っていたい。

たった一度しかない人生なのだから。

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