こんにちは。Katsuyaです。
このサイトに来ていただき、ありがとうございます。
今回本記事では、エレメンタリー・ホームズ&ワトソン in NYのエピソードを取り上げていきます。
本シリーズの主人公はシャーロック・ホームズ。
ミステリーが好きな人、そうでない人も含め、世界的に知られているイギリスの名探偵です。
これまで数多くの映画化・ドラマ化がされてきています。
エレメンタリーは、その中でも異色の設定で、まず舞台がロンドンでなく、ニューヨーク。
助手のワトソンが男性でなく女性、しかも探偵を本格的に目指す。
正直とんでもない設定ですが、異色のコンビがどんな活躍をしていくのか、お届けしていきます。
目次
1.作品のネタバレあらすじ
(展開1・起)
(展開2・承)
(展開3・転)
(展開4・結)
2.Katsuyaのストレス解消シーン
3.面白さの評価、まとめ
4.余談(エピソードに絡むスピンオフ)
登場人物(シリーズの中心となる主な人物)
①シャーロック・ホームズ
(主人公・名探偵でニューヨーク市警の顧問)
②ジョーン・ワトソン
(思わぬ展開から、ホームズの助手となる)
③トーマス・グレッグソン
(ニューヨーク市警の警部でホームズの理解者)
1.「摩天楼の名探偵」のネタバレあらすじ
(展開1・起)
家の中で、襲われ、追われる女性が最後追い詰められるシーンから始まる。
場面は変わり、ワトソンが、朝早く起き、ニューヨークをジョギングする。
その最中、ホームズが施設から脱走したとの連絡を受ける。
戸惑うワトソンは、ホームズの自宅に向かう。
実は、ホームズは薬物依存で、ワトソンはその回復期の付き添いの専門家として、ホームズの父親から雇われたのであった。
元外科医であったことなど、言い当てられ、驚くワトソンだが、訳も分からないまま連れ出される。
地下鉄に乗って向かった行き先は、ニューヨーク市警のグレッグソン警部が捜査する精神科医の妻が行方となった事件現場であった。
市警は、誘拐されたとの見込みで捜査を進めるが、納得しないホームズは独自の調査を進める。
最終的には、床のわずかな傾斜から、建物内にパニックルームがあることを推測、その場所を突き止める。
そこには、無残にも殺された妻の死体が残されていた。
当然、疑いの目は夫のマントルに向かうが、数年前に家の改築を仕切ったのは妻で、パニックルームのことは全く知らないと主張するのであった。
市警の担当刑事は容疑者扱いするが、ホームズは、ドアに残された靴跡と首を絞めた時の手形の大きさが夫の手と足と違いすぎ、犯人ではないと推論する。
ホームズは、今回の事件が初めてではないとの仮説を立て、調査を開始し、同じ様な事件を探し当てるが、その被害者は幸運にも生き延びていた。
ゴームズとワトソンは、その被害者に事件の事を聞きにいくが、聞き取りを進めていく中、ホームズは被害者が犯人を知っていることを見抜く。
被害者を追い詰めすぎたホームズに代わり、ワトソンが被害者から犯人は幼馴染のピーター・サルデュアであることを聞き出す。
その有力な容疑者をグレッグソン警部に急ぎ連絡するホームズだが、なんと警部は郵便配達人が発見した幼馴染の自殺現場に既に来ていたのだ。
(展開2・承)
当然、自殺を怪しむホームズであったが、現場の洗濯機が倒されていたことを見て、携帯は発見済みかと警部に聞き、見つかっていないことがわかる。
警察は死亡した容疑者が花屋で被害者の家にも、花を届けていたことの理由を含め、犯人と断定するが、ホームズは納得できない。
自殺した容疑者の携帯は通話記録から3日前まで頻繁に通話していたのに突然通話が無くなっていること。
さらに、殺された妻は整形しなくても十分魅力的なのに整形をしていたこと。
これらの不審な点の解明に挑むホームズは、グレッグソン警部に、死亡した容疑者サルデュアが過去に精神科医にかかっていた記録の入手を依頼する。
その資料には、精神科医の話を後から聞けるよう、携帯電話に録音していたこと、赤毛の女性に執着していたことが記されていた。
さらにホームズは、容疑者サルデュアが処方されていた薬の錠剤の色、形を市警の刑事に確認する。
(展開3・転)
それらの証拠からホームズは、妻を殺害したのは、精神科医である夫であると推論し、夫を問い詰める。
妻を殺したいと思っていた夫の元に、精神を病んだ容疑者が受診にくる。
夫は、これ幸いに、精神を病んだ容疑者に精神安定剤でなく興奮剤を与え、さらに妻の容姿を容疑者の好みに整形させていたのだ。
そして、ホームズは花屋に勤めていた容疑者が妻に会えるよう、定期的に花を運ばせ、妻を殺すように仕向けていたと指摘する。
鋭い指摘だが、精神科医の夫マントルは、容疑者のサルデュアに会ったことはないとしらを切る。
夫は証拠がないことを知っており、平然とホームズの前から去る。
怒りの抑えがきかず、ワトソンの車を夫の車に衝突させ、留置場に入れられてしまう。
(展開4・結)
付き添い人を辞めようと思っていたワトソンであるが、犯人である夫を逮捕するために付き添い人を続ける決意をする。
ホームズの自宅に戻ったワトソンは、捜査資料の中の米アレルギーの問診表を見つける。
さらには、容疑者サルデュアの遺体発見時の現場写真に米袋が写っていることをホームズに報告する。
車を壊された夫マントルは、てっきり、謝罪が市警からあると思い、呼び出しに応じる。
しかし、グレッグソン警部からは、サルデュアの診察をしていなっかたかを尋ねられ、夫のマントルは怒ってその場を去ろうとする。
その場に呼ばれたホームズとワトソンは、米アレルギーのサルデュアが、米袋を買ったのは、受診内容を録音していた携帯を間違って洗濯してしまったため、乾燥材として買ったとの推理を話す。
そして、その米袋から発見された携帯の録音内容を再生するホームズ。
そこには、診察していないと主張していた夫マントルと容疑者サルデュアの診察が録音されていたのだ。
観念する夫マントル。
一件落着したこともあり、ホームズと食事に行くワトソン。
2.Katsuyaのストレス解消シーン
パニックルームの存在を突き止めたホームズに、ワトソンがどうやるの、当たってたと言うシーン。
それに対してホームズが当ててない、観察して、そこから推論するんだと言うシーン。
さりげない一言だが、名探偵ホームズの説得力ある一言に納得させられる。
かと思うとワトソンが自分の父親が浮気したことを言い当てた理由を問うと、ググった。推論にも限界はあるさと現代らしい一面も見せるお茶目なシーン。
ワトソンに、君は自分の仕事が嫌いなのかと聞くホームズ。
そんなことないと反論するワトソンに目覚ましが2個。仕事を愛していない証拠だとズバリ指摘する。
自分自身にも当てはまり、共感するシーン。
世の中どれだけの人が仕事に働き甲斐を感じているだろう。
ワトソンが外科医を辞めたこと、その原因が医療ミスで患者を死なせたことを言い当てるホームズ。
それに対して、本当に見事な洞察力、でもここには鏡が無いと話すワトソン。
鏡がなんだというホームズに対して、鏡があるとそこに絶望が見えるからと見事に切り返すシーン。
ワトソンも見事。
真犯人の夫のマントルを米袋の中の携帯を見つけ、動かぬ証拠での逮捕劇もスカッとした。
3.面白さの評価、まとめ
本エピソードの面白さをストーリー展開(飽きさせないか)、オリジナリティ・意外性、各キャラクターの活躍(イキイキしているか)等を独断と偏見で評価すると10点満点で9.7点である。
(ストーリー展開)
殺された妻の発見、その後の容疑者サルデュアの割り出しから最後の犯人である夫の逮捕まで全く飽きさせず、10点。
(オリジナリティ・意外性)
ころされた妻が美容整形の必要性が無いのに、美容整形していく点。
それが犯人の計画の一環である点の発想はオリジナリティがあり、9点。
(各キャラクターの活躍、イキイキ度)
とにかく異色のコンビ。
特に、ワトソンの設定が原作では完全にわき役であるが、本シリーズでは、ホームズに負けない活躍をしている。
今回のエピソードでも、お互いの過去の古傷を暴きあう。
そうしたものおじしない二人が、それぞれのキャラの持ち味を十分、本エピソードで出している。10点。
(まとめ)
妻の殺害の犯人は夫。
これは定番であるが故に多くの視聴者は、今回は夫が犯人では無いと考えていると、最後どんでん返しされる見事な展開で、本シリーズの1話目にふさわしい十分に見ごたえのある作品に仕上がっている。
4.余談(エピソードにまつわるスピンオフ)
「携帯」
本エピソードで解決の鍵となる「携帯」。
エレメンタリーは2013年の制作で、わずか7年前の作品であるので、古さを感じる場面はほぼ無い。
唯一あるのが、今回の携帯でスマホでなくガラケーである点。
この後のエピソードではスマホも出てくるので、ガラケーからスマホに変わる過渡期であろう。
ガラケーからスマホへの変遷の早さを改めて実感できる。
数年後のスマホ、デジタル化はどうなっているのであろうか?