こんにちは。Katsuyaです。
このサイトに来ていただき、ありがとうございます。
今回本記事では、エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NYのエピソードを取り上げていきます。
エピソード１でひょんな事から、ホームズの付き添い兼助手を務めることとなったワトソン。
探偵業の面白さに徐々に、はまっていきます。
一方、ホームズもワトソンの鋭い観察力に一目置き始めます。
そんな二人がどんな展開で事件解決をしていくのか、楽しみに読んで頂ければ幸いです。
目次
１．作品のネタバレあらすじ
（展開１・起）
（展開２・承）
（展開３・転）
（展開４・結）
２．Katsuyaのストレス解消シーン
３．面白さの評価、まとめ
４．余談（エピソードに絡むスピンオフ）
登場人物（シリーズの中心となる主な人物）
①シャーロック・ホームズ
（主人公・名探偵でニューヨーク市警の顧問）
②ジョーン・ワトソン
（思わぬ展開から、ホームズの助手となる）
③トーマス・グレッグソン
（ニューヨーク市警の警部でホームズの理解者）
１．「あなたが寝ている間に…」のネタバレあらすじ
（展開１・起）
麻薬常習からのリハビリ治療として、サポートグループに参加するホームズと付き添うワトソン。
しかし、ホームズはその間、自己催眠でトランス状態になっていて、サポートグループの体験談を無駄話と決めつけ参加の意義を全く認めていなかった。
心を全く開こうとしないホームズに、呆れるワトソンは友達に会いに行こうとする。
その時、ホームズの携帯が鳴り、グレッグソン警部からの事件連絡とわかると、輪ワトソンは事件への興味には勝てず、足を止めて振り向く。
現場には、いとこが警官を務めている男が銃殺されていた。
市警は、腕時計と財布、引き出しが荒らされていることから、強盗殺人とみなしていた。
納得がいかないホームズが調べ、捜査チームのリーダーのベル刑事に強盗殺人ではなく、「強盗と殺人」と伝える。
ホームズは、銃を撃ったとみられる椅子に女性用の制汗剤が残っていたことから、女性が殺し、衣装戸棚の跡と引き擦った床の傷から大男が強盗したと推理する。
ベル刑事は、衣装戸棚が盗まれたことを信じられなかったが、ワトソンが衣装戸棚の写っている部屋の写真を見つけ、その話が真実と裏付けられる。
傷跡を追っていくと死体を発見した隣の住人の部屋に続いていたため、構わずにホームズがドアを蹴破るとそこには、盗まれた衣装戸棚があった。
（展開２・承）
警察は隣の住人が犯人との見込みで取り調べるが、殺人は犯していないと主張する。
ただ、女性とすれ違っていたとの証言をするため、ホームズは似顔絵を描かせることを提案し、結果、その女性が病院に入院していることが判明する。
ところが、その女性は３日前に睡眠薬を大量に摂取して、自殺未遂し昏睡状態になっていたのだ。
その部屋に本が置かれていて、イベットとレベッカの誕生日にと寄せ書かれていたことから、双子であると推理し、姉妹のもう一人の捜索を開始する。
二人の姉妹の父親は死亡しており、海運王のチャールズ・エリソンとわかる。
レベッカに会いに行くホームズとワトソンだが、レベッカは二卵性双生児で、髪もブロンドで容姿も全く似ていなかった。
（展開３・転）
行き詰まるホームズであったが、そこにグレッグソン警部からの電話が入り、同じ拳銃による殺人が、新たに発生したことを知る。
それにより、昨日から拘留されている隣人は犯人でないことが証明される。
そして、グレッグソン警部は、今回も座って撃っていることを不思議がる。
ホームズは、一人目の被害者と二人目の被害者の共通点として、珍しい病気である遺伝疾患の角膜ジストロフィーを患っていたことを突きとめる。
そして顔の骨格等が似ていることから、二人の被害者は異母兄弟であると推測、ＤＮＡ検査の結果、証明される。
殺された女性は最近、自分を見張る男がいると警察に通報していたが、その男はグレッグソン警部の旧知の間柄で、元同僚で現在は調査員を勤めていた。
守秘義務を盾に調査を認めようとしないが、ホームズは、その男が最近ドラッグにハマっている事を見抜き無理やり協力をさせ依頼主を特定することに成功する。
その依頼主は、双子のレベッカであった。
グレッグソン警部、ホームズらは、レベッカが異母兄弟の殺された二人が遺産相続の権利主張をすることを恐れ、調査させ、殺したと推理し、レベッカを問い詰める。
レベッカは、彼ら二人のことを死ぬ直前の父親から聞かされ、ショックだったが、単に相続する権利を持つ二人のことを知りたくて、調べただけと主張する。
（展開４・結）
逮捕されるレベッカであったが、殺された二人の犯行時刻に部屋にいたことが防犯カメラから確認され釈放となる。
またも行き詰まる中、ホームズは、サポートグループの体験談の中で、薬欲しさに医者を誘惑した話から事件の突破口をひらめく。
釈放されたレベッカが昏睡状態のイベットに、本も読み聞かせをする最中に、ホームズは第３の相続人を見つけたと叫び、今度は自分が守るとレベッカに対し決意を伝える。
騒ぎを聞きつけ集まる担当医と病院関係者の中、さらに騒ぎ立てるホームズを心配し、ワトソンはベル刑事を呼び出す。
しかし、興奮状態のホームズは思わず、ベル刑事に暴行していまい、一晩留置場に入る思わぬ事態になってしまう。
その夜、第３の相続人を殺しに現れる犯人の女性だが、その時、グレッグソン警部が突然現れ、犯人の女性の正体が判明。
なんと、その女性は昏睡状態にあるはずのイベットであった。
病院での一騒動は犯人をおびき寄せる罠であったのだ。
イベットの昏睡は、誘惑された担当医が協力した薬による偽装昏睡で、それを見抜けたのは、ホームズが嫌々参加したグループホームの女性の告白からであった。
そんなイベットに対しても、たった一人の姉だからと、最高の弁護士を依頼すると言うレベッカ。
それに対して、ホームズは、二人の異母相続人を殺した時点でも目覚めなかったのは、実の姉妹であるレベッカも殺し、遺産を一人占めするつもりだったのではと指摘する。
信じられない様子のレベッカに対して、寛大な心もいいが、長生きしたければ用心してくれと諭す。
新たな名コンビにより、事件は解決、レベッカ殺害も防ぐことになり、一件落着となる。
２．Katsuyaのストレス解消シーン
冒頭のシーンで友達と遊びにいくワトソンがグレッグソン警部からの事件を伝える電話で足を止め、振り向くシーン。
事件、探偵する興味に勝てなくなっていく様は可愛い。
続いて、ホームズが強盗殺人ではなく、「強盗と殺人」と推理し、強盗犯をあっという間に見つけ出すシーン。
ホームズの面目躍如の活躍が爽快。
ホームズの芝居にひっかり、真犯人がイベットである事も驚くとともに、見事な逮捕劇にスカッとした。
３．面白さの評価、まとめ
本エピソードの面白さをストーリー展開（飽きさせないか）、オリジナリティ・意外性、各キャラクターの活躍（イキイキしているか）等を独断と偏見で評価すると１０点満点で１０点である。
（ストーリー展開）
最初の強盗をすぐに見つける爽快な展開から、その後容疑者が二転三転する展開と最後のどんでん返しまで全く飽きさせず、１０点。
（オリジナリティ・意外性）
今回も前回同様、視聴者である自分が完全に騙された。
容疑者であったイベットが、昏睡状態であることから、犯人でないと思い込んだが、偽装昏睡とは、医学の進歩を利用した完全なアリバイづくり。
よって、意外性も１０点。
（各キャラクターの活躍、イキイキ度）
今回も異色のコンビの二人の繰り広げる活躍、会話は随所で各キャラクターの持ち味を十分発揮して、面白さ満点。
特に、ワトソンがリハビリ治療の付き添いから、事件解決に興味を持ち始め、のめり込んでいく様がかわいい。
また、今回から登場のベル刑事も、愛嬌たっぷりのキャラクターで好感が持てる。よって１０点。
（まとめ）
最後の病院の一騒動は、犯人をおびき寄せる罠と気づく視聴者も多いと思う。
ただ、現れた犯人が昏睡状態のイベットだったのは素直に驚いた。
４．余談（エピソード等にまつわるスピンオフ）
「観察眼」
我々視聴者は、ホームズの天才的なひらめきによる推理力の凄さに目を奪われがちである。
ただ、そこには豊富な知識や経験、観察眼がある。
観察眼は見落としがちなことを見逃さず丹念に調べあげることで、訓練され磨き上げられる。
ただ、常人は見ているようで見ていない。
例えば、目の前にあるものが、無いと探すことがたまにあるが、目の前には無いとの先入観で探しているため、みつからないのである。
今回のエピソードでも、最初の被害者の検死報告書を丹念に調査するホームズに、ワトソンは死因は銃殺でしょと、その行動に疑問を投げかける。
しかし、被害者の眼を見たホームズは遺伝疾患の角膜ジストロフィーを見つけ出す。
結果、二人目の被害者も同じ病気であったことから、関連性が判明する。
常人には、天才的なひらめき、推理力はないが、この観察眼を磨くことはできる。
それは、とにかくしっかりと見る、先入観を持たずに見る癖をつけることだ。
そして、それを怠らないのがホームズの強みだ。
推理に限らず見る、観察することは大切だ。
妻が髪を切ったことを娘達はすぐに気づくが、私は気づかず、冷たい目で見られてしまう。
観察眼を少しでも養い、夫婦円満を続けていきたい。
