フリンジ・シーズン1・ 【エピソード2・80歳の赤ん坊】のネタバレあらすじ、ストレス解消シーンと面白さ

こんにちは。Katsuyaです。

このサイトに来ていただき、ありがとうございます。

今回本記事では、引き続きフリンジのエピソードを取り上げていきます。

衝撃的な627便の事件により恋人のジョンを失った主人公のオリビア・ダナムは、恋人のジョンの家族からも非難めいた態度をされます。

本エピソードでは、そんな理不尽な仕打ちにあいながらも、フリンジチームに入ることになった主人公のオリビアが、パターンと呼ばれる怪事件の解決に向け、どんな活躍を見せるのか、お伝えしていきます。

目次

1.作品のネタバレあらすじ
(展開1・起)
(展開2・承)
(展開3・転)
(展開4・結)
2.Katsuyaのストレス解消シーン
3.面白さの評価、まとめ
4.余談(エピソードに絡むスピンオフ)

登場人物
(最初のシーズンから最終シーズンまで出てくる核となる人物)

①オリビア・ダナム
(主人公・FBI捜査官・思わぬことからフリンジチームの一員となる)

②ウォルター・ビショップ
(フリンジサイエンスの第一人者)

③ピーター・ビショップ
(ウォルター・ビショップの息子で、精神がおかしくなった父親の後見人の立場)

④フィリップ・ブロイルズ
(国土安全保障省捜査官・フリンジチームの責任者)

⑤アストリッド・ファーンズワース
(FBI捜査官でウォルター・ビショップの補佐役)

⑥ニーナ・シャープ
(敵だか見方だかわからない謎の人物?)

⑦監視人(とにかく謎の人物)

1.「80歳の赤ん坊」のネタバレあらすじ

(展開1・起)

ゆきずりの男女が他愛もない話をするモーテル部屋から話は始まる。

会話を続ける女性が急に腹痛を訴え、男は慌てて女性を病院に運ぶのだが、その女性を病院の前に放り出して逃走する。

女性は辛くも病院の中で治療されることになるが、女性のお腹はみるみる大きくなり、なぜか妊娠していることが判明する。

帝王切開の救急対処をするものの女性は死亡し、お腹から取り出した赤ん坊を見た手術室はパニックに陥る。

国土安全保障省フリンジチームのメンバーとなったオリビアは、ビショップ親子を明朝4時にもかかわらず病院に連れて行き、捜査することを命じられる。

取り出された赤ん坊は、30分は生きていたが、みるみる成長し自然死したことを知れされる。

その死体は、成長しただけでなく老化もしていたのだ。

(展開2・承)

女性が、犯人らしい男性と一緒いたモーテルが判明。

ブロイルズから奇怪な事件が続くパターンについて、説明を受けたピーターとオリビアが捜査に向かう。

捜査を進めるとオリビアが過去に捜査していた未解決事件、女性を拉致し脳の一部を摘出する犯人と手口が似ていることがわかる。

犯行が繰り返される中、ウォルターは、この事件が自分が過去に行っていた実験と同じであることに気づく。

その詳しい内容を思い出せない中、病院に収容される前に所有していた車の場所と、その中に手がかりがあることを思い出す。

その手がかりから、急激な老衰は脳の下垂体に人工的に手を加えることによって、引き起こされることが確認される。

脳の下垂体を摘出していることから、過去の事件と実験の関連性も判明する。

この実験に詳しい人物として、現在はボストンカレッジ教授のクラウス・ペンローズを訪ねるものの、何の情報も得られない。

ウォルターは、過去に政府から兵士の培養実験を要請されていたことを思い出す。

その実験とは、人工受精後3か月間で、21歳の兵士に培養することであった。

以前のウォルターの実験では、21歳からの老化を止められず失敗していた。

ただ、今回は誰かが、老化を止める方法、具体的には下垂体からホルモンを抽出し、それを投与することにより老化を防ぎ、若さを保つ方法を編み出したことを突き止める。

(展開3・転)

犯人の手がかりが乏しい中、ウォルターは殺された女性の網膜に事件の手掛かりが画像として焼き付けられており、その画像を変換し、テレビに映し出すことを思いつく。

ただ、そのために必要な機材は、マッシブダイナミック社にあることが判明。

オリビアは、ブロイルズの協力もあり、ニーナ・シャープから必要な機器である電子パルス装置を借り出すことに成功する。

画像を取り出す最中に、またも女性を拉致するが事件が発生。

犯人はクラウス・ペンローズの息子で、しかも教授自身も下垂体抽出を手伝っていたのだ。

(展開4・結)

画像抽出は成功し、それがサンチェット橋であることがわかり、アングルから犯人がいた倉庫を突き止めることに成功する。

倉庫に踏み込み、間一髪で女性を救い出すが、犯人の一人のクラウス・ペンローズを一旦確保はするものの、逃がしてしまう。

もう一人の犯人の息子を追うオリビアだが、息子は逃走中に老化が急激に進む。

最後、オリビアの前で、自分は実験で生まれたこと、もっと早くに死ぬべきだったと言い残して、若かった息子は老人となって息絶える。

一件落着したものの、ウォルターは自分の資料を見たなら、ピーターのことは黙っていてくれと謎の依頼をオリビアにする。

それに対して、オリビアは不思議そうに、ピーターのことは、載っていなかったと答え、ウォルターはなぜか安堵する。

事件も解決し、ピーターからアメリカ民謡を歌ってもらい、安らかに眠るウォルターであった。

2.Katsuyaのストレス解消シーン

まず一番のストレス解消シーンは、オリビアがニーナ・シャープから引き抜きの話しがあったことを正直に報告し、それにどう答えたか尋ねるブロイルズに対して、こちら(FBI)の給料を上げてもらいますと答えたと切り返すシーン。
めちゃ気持ちいい。自分も言ってみたいもんだ。
このシーンのオリビアは本当かっこいい。

冒頭の帝王切開し、取り出した赤ん坊を見た女性が、発狂した様に叫ぶシーンも、よくあるシーンであるが、どんな赤ん坊かは映像には出されず、想像を掻き立てられるシーン。
ここも結構グロいですが、ぞくぞくします。

ウォルターがジュールベルヌの著書キップ兄弟から、人間が人生で最後に見たものは、その網膜に永遠に焼き付けられると書かれていたと言うのに対し、それは小説の話だろと反論するピーター。
それに対して、いつから想像力を無くしてしまったんだと、息子ピーターのことを嘆くシーン。
科学者とは、そうした想像力がまず重要と考えさせる。

その後にウォルターが、網膜に写った画像を変換してテレビに映すと、楽しそうに話すシーンもワクワクする。

そして実験の甲斐があって、犯人のいる場所が突き止められ、ウォルターがどうだ、うまくいったろう、成功だと、得意満面で言い放つシーン。
多分、科学者冥利の気分であろう。かわいい。

ウォルターが、ペンローズの過ちに対し、神の領域がある、人間が踏み込んではならない領域だというシーンも本当に考えさせられる。
そして、この神の領域は、本シリーズの重要なテーマにもなっている。

最後に眠れないウォルターに対して、精神病院時代に聞いていた「漕げ漕げ船を」の歌をピーターが歌うシーンはジーンとくる。
いつかは自分も親に対して、そうした時が来るだろうかと考えさせられた。

3.Katsuyaの面白さの評価、まとめ

本エピソードの面白さをストーリー展開(飽きさせないか)、オリジナリティ・意外性、各キャラクターの活躍(イキイキしているか)等を独断と偏見で評価すると10点満点で9.7点である。

(ストーリー展開)
赤ん坊が急激に老衰するシーンから、ウォルターの過去の実験との関連性判明から、死んだ女性の網膜から映像を取り出し、犯人特定まで飽きさせない展開で、10点。

(オリジナリティ・意外性)
生まれた赤ん坊が30分で老人となる点や、死んだ被害者の網膜から映像を取り出すなど意外性は十分で、10点。

(各キャラクターの活躍、イキイキ度)
主人公のオリビア・ダナムは常にストイックな役柄で常に苦しそうであるが、ブロイルズに、引き抜きの際に何と答えたかと問われた際の、こちら(FBI)の給料を上げてもらいますと、答えた姿は、素直なかっこ良さが今回は出ている。

また、ウォルターは死んだ被害者の網膜から映像を取り出すことを思いついた時や、実験に成功した時の嬉しそうにはしゃぐ姿、また一方では夜、怖くて眠れない弱さを出す姿など、今回もイキイキとしたキャラが十分でている。よって9点。

(まとめ)
シリーズの2作目は、1作目に力が入りすぎ反動として、質が低下する傾向もあるが、今回はそうしたことはなく、全体としては、1作目に劣らない素晴らしい作品に仕上がっている。

4.余談
(エピソードにまつわるスピンオフ)

「ウォルターの子守歌」

本エピソードの中で、ピーターがウォルターに歌っている「Row Row Row Your Boat」はアメリカ民謡で、子供向けの代表的な歌である。

最後の歌詞の「Life is but a dream」の意味は、子供向けにしては、深い感じで哲学的な視点もあるように思う。

この歌を用いたのも、この歌がシリーズの一面を表しているからだと感じる。

自分自身もなぜか知らないが、なんとなく歌った記憶があり、懐かしい感じがした。

どこで聞いたのであろうか?

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